本業から逃げた時の話。
──「向いてない」と思ったのは、本当は、心が限界だったから。ある時期、 どうしても新築の現場が嫌になってしまった。
特に、若い層の「安くて、おしゃれで、インスタ映えするように」っていう空気。割り切った関係性。こだわりの強さと、変更の多さ。
そしてそれなのに、”ちゃんとお客様扱いしてほしい”っていう要求。
…そんなのが、もう苦しかった。
クレームが続いて、心が折れた
──「向いてない」と思ったのは、本当は、心が限界だったから。ある時期、 どうしても新築の現場が嫌になってしまった。
特に、若い層の「安くて、おしゃれで、インスタ映えするように」っていう空気。割り切った関係性。こだわりの強さと、変更の多さ。
そしてそれなのに、”ちゃんとお客様扱いしてほしい”っていう要求。
…そんなのが、もう苦しかった。
「もうこんな仕事、辞めてやる」と思った
そこで私は、「もっと向いていることがあるはずだ!」 「本当のやりたいことがあるはずだ!」
って、自分に言い聞かせながら、 いろんな新規事業に手を出していった。
アイデアを漁って、試して、やっては辞めての繰り返し。 そのときは”挑戦してる”つもりだったけど、 ほんとは、”逃げてる”だけだったのかもしれない
本当は「向き合う」必要があった
結局、どこを探しても、 「これならやれる!」なんて仕事は見つからなかった。 外にはなかった。内側に、ずっと前から持っていたものだった。
再起の始まりは、「逃げていた自分」を認めることだった
そこから、ようやく向き合いました。嫌だったこと。苦しかったこと。 「こんなふうに働きたくない」と思ってたこと。
書いて、話して、整理していったら、 少しずつ”自分の本音”が見えてきました。
そして気づいたんです。
**「仕事を選ぶって、自分を整えることなんだな」**って。