後継者編 第1話|“親の会社で潰れる人”に共通していること

後継者の葛藤シリーズ|第1話

「”親の会社で潰れる人”に共通していること」

「親の会社だから、大事にしなきゃ」と思っているうちに

「親の期待に応えたい」
「迷惑をかけたくない」
「自分が継がなきゃいけない」 そんな思いで家業に入ったのに──
気づけば、心も体も、壊れていた。 実はこれ、”後継者あるある”のひとつです。

潰れてしまう後継者に共通する3つのこと

私が見てきた中で”親の会社で潰れていった人”には共通点があります。
それは、次の3つ。

① 「本質」や「価値観」に触れる機会がないまま、組織に飲まれる 家業に入ると、最初に求められるのは”適応”です。

  • 空気を読む
  • やり方を覚える
  • 家のルールに従う
でもここで、自分の価値観や本質を確認する時間は、誰からも与えられません。 気づけば、“自分を知らないまま社長候補”になっている。

② 違和感を”甘え”と捉え、無理に耐える

「違和感はあるけど、親がやってきたことだし」
「こんなの社会じゃ当たり前だろ」 そうやって、心が感じている拒否反応を
“自分の未熟さ”や”覚悟のなさ”として処理してしまう。 これが後々、大きな代償となって跳ね返ってきます。

③ “成果”で認められようとするが、根っこが揺らいでいる 本当は心が納得していないのに、

  • 売上で評価されたい
  • 数字で”存在価値”を証明したい
  • 認められれば、きっと違和感は消えるはず
“成果主義”にしがみつき始める。 でも土台が不安定なまま無理を続けると、
成果が出ても満たされず、成果が出なければ壊れてしまう。

一番の問題は、「潰れる理由を誰も教えてくれないこと」

この構造は、家庭でも学校でも会社でも、誰も教えてくれません。

  • 「後継者はこうあるべき」
  • 「会社はこうやって続けるもの」
そんな固定概念が、無言で”人生の枠”をつくってしまう。 だから、潰れた後に初めて気づくんです。 「あの時、違和感の声をちゃんと聞いていればよかった」と。

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