ブレない孤立力②|自尊心はコンパス、自己肯定感は地図

孤立力ブログ

自尊心は、目的を表す「コンパス」

私は法人を営み始めて12年目となる。

起業時は若さと運、時代の流れにたまたま乗る事ができて
早期に業績を上げ救われた。

少ない小遣い程度の手持ち資金2万円弱でよくぞ生き残った。

数年経ち、自尊心との向き合い方がわからず、自己肯定感が低いままの
私は今後の方向性でブレていた。

小さいチャレンジも、無謀と言えるほどのチャレンジもことごとく失敗する。
再度、8年目に窮地が訪れてしまった。

あまりにも報われなかった自分がかわいそうだった。
その時に自尊心の輪郭とも言える「自分を大切にしたい。」という想いが
湧きあがった。

という事は、今まで自分を大切にしていなかったという事か・・・。

もう挑戦や達成、我慢や他社承認ではない本来の部分を知る必要があった。

「自分らしさ」

よく聞く響き。聞いた事がある。
これまでも自分らしいと思っていたが、それは間違いだった。

”考えて”生きていた。
”感じて”生きてはいなかった。

どうすれば見返せるか、
認められるか、
評価されるか。
を”考えて”生きていた。

本当は、素直に率直に、
何がしたくて、
どういう事が安らぎで、
どれなら楽しくて、
どうすれば納得できるのか。
”感じて”生きてはいなかった。

人間が誰しも持っている、一番大切な”自尊心”、
それは「自分を大切に扱いたい、扱って欲しいと思う心」

扱い方にヒントがあり、それを辿れば自然と道になる。
それを辿り、私は再起の入口に立てた。


自己肯定感は、”自尊心”が示す目的地の「地図」

事業失敗からの再起の入口に立つ。
人は失敗してこそ気付きが多い。

挑戦や努力、業績達成や承認、他者からの評価が一番ではなかった。

実は、本心で感じられるような心地いいと思える関係”だけ”を求めていて、
自分なりの理想のライフスタイルを求めていただけだった。

自分を大切にしたい。
そんな「相手」に出会いたい。

自分を肯定してもらえる相手に出会いたい。
自尊心を大切にしたい。大切にし合いたい。
それだけを求めてただ進んでみた。

これまで難しかったのがただそれだけを願う事。
それ以外を捨てるという事。
これまでが捨てるという決心を難しくさせた。

なかなか苦手や嫌いという無駄な概念を捨てきれない。
しかし、窮地がそれを変えた。

余地がない状態だから捨て切れた。

”どう”自分を大切にしたいかのか?
その示した方向だけを見る。

自分を大切にしてくれる相手は”どこ”にいるのか?
その相手を見つける為に全力を注いだ。

そして。


完全再起した。

事業も自分自身も。

自尊心と自己肯定感、これからもこれだけを頼りに進めんでいこう。

自己実現に向けて。