後継者編 第3話|“承認されたい”がすべてを狂わせる

後継者の葛藤シリーズ|第2話

「”承認されたい”がすべてを狂わせる」

「すごい」と言われたくて、何もかもズレていった

後継者としての立場、
うまくいってるように”見せる”ことに必死だった。 「成果を出せば認められる」
「数字があれば誰も文句を言わない」 そう信じて走ったのに、
どこかで**”自分がいなくなっていた”**。 その根っこにあったのは──
「承認されたい」ただそれだけの欲だった。

なぜ後継者は、過剰に承認を求めてしまうのか?

後継者という立場は、
“評価”や”期待”が、最初からセットでついてくる。 でもそれは、「実力を認められた」わけじゃない。
「生まれで立場が決まってしまった」だけ。 だから、“本当の意味で認められたくて”仕方がない。 自分で何かを築いたわけじゃない不安。
周囲の目。「親のコネだろ」と言われる恐れ。 それらがすべて、「成果で黙らせたい」という承認欲求に変わる。

でも、成果を出しても満たされない理由

売上が上がっても、
プロジェクトが成功しても、
会社が注目されても、 心の奥ではこう感じていたはず: 「これって、本当に自分の実力なのか?」 だから、承認を求めるほど不安が増す。 そしてついに、承認欲求が”暴走”し始める。

自分を見失った後継者たちの”あるある”行動

・やたらWeb、SNSで「実績」ばかり投稿する
・承認されることを前提に仕事を選ぶ
・自分に意見する人を”敵”に感じてしまう
・正論が言えない相手を見下してしまう これ、全部”過去の自分”に言えることかもしれません。 でもその裏には、「怖い」だけの自分がいた。

「認めてほしい」の前に、「自分を認めていなかった」

本当に必要だったのは、
他人からの承認ではなく、
「まだ怖がってる自分」とちゃんと向き合うことだ。 ・認められないと不安
・見放されるのが怖い
・だから成果で埋めようとした でもその土台では、何を積み上げても崩れる。 承認欲求に振り回されていたのは、
自分自身が”一番自分を否定している”からだ。 あなたが今、がむしゃらに頑張ってる理由は──
本当に「やりたいから」ですか?
それとも「認められたいから」ですか?
次回は、
**「後継者は”辞める”より”壊れる”を選んでしまう」**へ🔥
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