後継者の葛藤シリーズ|第2話
「”承認されたい”がすべてを狂わせる」
「すごい」と言われたくて、何もかもズレていった
後継者としての立場、うまくいってるように”見せる”ことに必死だった。 「成果を出せば認められる」
「数字があれば誰も文句を言わない」 そう信じて走ったのに、
どこかで**”自分がいなくなっていた”**。 その根っこにあったのは──
「承認されたい」ただそれだけの欲だった。
なぜ後継者は、過剰に承認を求めてしまうのか?
後継者という立場は、“評価”や”期待”が、最初からセットでついてくる。 でもそれは、「実力を認められた」わけじゃない。
「生まれで立場が決まってしまった」だけ。 だから、“本当の意味で認められたくて”仕方がない。 自分で何かを築いたわけじゃない不安。
周囲の目。「親のコネだろ」と言われる恐れ。 それらがすべて、「成果で黙らせたい」という承認欲求に変わる。
でも、成果を出しても満たされない理由
売上が上がっても、プロジェクトが成功しても、
会社が注目されても、 心の奥ではこう感じていたはず: 「これって、本当に自分の実力なのか?」 だから、承認を求めるほど不安が増す。 そしてついに、承認欲求が”暴走”し始める。
自分を見失った後継者たちの”あるある”行動
・やたらWeb、SNSで「実績」ばかり投稿する・承認されることを前提に仕事を選ぶ
・自分に意見する人を”敵”に感じてしまう
・正論が言えない相手を見下してしまう これ、全部”過去の自分”に言えることかもしれません。 でもその裏には、「怖い」だけの自分がいた。
「認めてほしい」の前に、「自分を認めていなかった」
本当に必要だったのは、他人からの承認ではなく、
「まだ怖がってる自分」とちゃんと向き合うことだ。 ・認められないと不安
・見放されるのが怖い
・だから成果で埋めようとした でもその土台では、何を積み上げても崩れる。 承認欲求に振り回されていたのは、
自分自身が”一番自分を否定している”からだ。 あなたが今、がむしゃらに頑張ってる理由は──
本当に「やりたいから」ですか?
それとも「認められたいから」ですか? 次回は、
**「後継者は”辞める”より”壊れる”を選んでしまう」**へ🔥